重要なお知らせエリアを非表示

2020/07/14 21:33



景という字を調べると、けしき、眺め、ようす、ひかり、かげ、などを意味するかと思います。
私たちはモノづくりに関わるうえで、本質的には単純にものの姿形を作ることしかできませんが、それが一つの風景や景色、あるいは光景となっていることを忘れずイメージするように景という名前を社名に付けました。非常に単純なことですが、うっかりすると、あたりまえの人の暮らしや営みを、全く考えずにモノを作ってしまいがちです。例えばダイニングテーブル、人間工学的に使いやすく美しく見えるようプロポーションをデザインすることや、何とかいい木材で安く作れるよう工夫することも重要ですが、一見直接的な関係がない光景、家族が平日や休日にどんな服を着て食事をとるのか、どんな料理がどんな器に乗ってでてくるのか、食器や物を置いたときにどんな音が鳴るのかをイメージしたり、テーブルを挟んでどんな会話をしているのか、そういった光景を可能な限り具体的に、そして身近に感じられるようイメージじながらモノづくりに向き合うことが最も重要だと考えています。